小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「サブポジ界の新星・ズッキとまーちゃん」2

先月末に流出したあの映像。

前回の「サブポジ界の新星・ズッキとまーちゃん」を書いてから4ヶ月なんですが

たった4ヶ月後の5分の映像で、前回感じ始めていた娘。サブポジ界の激スルメ展開が動き出しているので、今回はそれを書き残しておきたいと思います。
(前回記事未読の方は、まずそっちを読んでいただくことをおすすめします)

* * *

んで第一回の記事で私が使っていた言葉が

秀才型ズッキと天才型まーちゃん

という表現です。


この違いはオーデ〜加入直後ですでに出ていたんですが、まず”秀才型ズッキ”、この子のパフォーマンスは一言で言うなら「論理的表現能力の結晶」って感じ。
9期オーデの時、ダンス未経験の象徴として取り上げられたのがズッキと茂木美奈実ちゃんでしたが、当時のダンス審査でズッキにあって茂木さんになかったもの、それは「与えられたお手本を昇華できる論理的表現能力」でした。

ズッキは決して、最初から本能的な勘や感覚を持っていた子ではないと思います。しかし彼女は「頭が良い」。
同じスタートで、同じように苦手分野の取り組みだったとしても、ズッキはお手本を解釈するスピードがものすごく早いんです。
しかも幸運にも彼女は、芸能方面でその解釈を身体で表現する能力に恵まれていた。そこが鈴木香音合格の大きなポイントだったと思います。

次に”天才型まーちゃん”、この子のパフォーマンスは一言で言うなら正反対で「動物的本能の閃光」。
私がこれを初めて感じたのは以前も書いた通り、彼女にとって加入後1発めのイベント「モベキマスイベ@札幌」。
決して当時は、まだちゃんとやれてたわけじゃなく表面だけ見れば素人同然、目も泳いでガッタガタでした。

でも、時折”さらっと”光る瞬間があったんです。それは何気ないカウントの取り方であったり、上半身の流し方であったり。

また面白いもので、そういう動作は、頭の解釈ででき得る範囲では決してないんです。多分彼女自身の中には解釈って言葉もない。
まーちゃんにあったのは、お手本を本能レベルで飲めてしまう天からの才能。
さらに彼女には、それまでのバラエティ豊かな育ち方が芸能方面で生きる身体の根幹をしっかり作り上げていた。

ダンス未経験の2人がオーデを勝ち抜き、モーニング娘。に加入できた理由、そして私の「ワクワク」の始まりは、そこからになります。


んでもうちょっと話を進めると、ズッキのダンスが殻を破り始めたのは加入1年後の『Hello! Project 2012 WINTER ハロ☆プロ天国』あたりから。
それまでは彼女にとって”お手本熟読期間”というか、とにかく初めて見るお手本を次から次へと読み込んでた時期だったように思います。
デビュー年の彼女は動きこそちゃんとついていけていたものの、そこから先のレベルには正直達せなかった感じ。

しかし膨大な”基本問題”を1年かけて頭で解いたズッキは、2012年初頭から徐々に、いよいよ”発展問題”に取り掛かり始めました。
ハロ☆プロ天国以降、彼女のパフォーマンスはかなりのスピードで変化していきます。

シングルでいうとそれが見れるのは、加入5枚目の「恋愛ハンター」あたりから。

それまでの手本踏襲と違い、確かな基礎に裏打ちされた、鈴木香音というモーニング娘。の発展が表に出始めたのがこのあたりから。
重心はどこに置くのか、どの部分を伸ばすと綺麗に映えるのか、彼女の聡明さとそこに由来する身体表現の才能が急激に発展し始めたのがよくわかります。

もう一方のまーちゃんが殻を破り始めたのは、加入9ヵ月後の「One・Two・Three」から。
加入3ヵ月後の冬ハロー時こそ変化への対応に精一杯でしたが、天才型の彼女にとってアップ期間はシングル2枚で充分だった。
One・Two・Threeですでにあっさり未経験の壁をぶち破ってしまいました。


彼女が特に綺麗なのは流れるような身体の動かし方なんですが、ああいう点って、やはりお手本を見て真似られる範囲ではないんです。(しかもたったシングル2枚の時点で)
例えば最初の2秒で同じ動きをしているさゆれなとまーちゃん、腰の流し方に関しては、まーちゃんはあっさり9年選手を越えてます
9年の学習を、9ヶ月の才能があっさり抜いてしまった顕著な一例。環境さえ整えば、まーちゃんの本能は急激に開花していきます。
それは彼女が「天才型だから」以外の何物でもなく。

* * *

・・・前置きがすでにすごく長くなってますがw、やっとここで今回の新曲映像に話を向けます。



(モーニング娘。 『ワクテカ Take a chance』 (Dance Rehearsal))


すでに9年の個性を確立している6期、ダンスダントツの鞘師を除けば本来なら鞘師に次ぐエース候補のあゆみん、年長3番手のふくちゃん、エッグ経験者で最年少のくどぅーあたりが目立ってきてもいい頃合なんですが、この映像で完全に、さゆれな鞘師の次点で目を引いてるのが未経験からスタートした鈴木佐藤の2人なんですよね。
贔屓目かな?いやぁでもあながち遠くないとも思うんだよ。
910期に目立つツメの甘さが明らかに減りだしてるのもここが2TOP。
初期ノーマークの2人がだよ!?しかも期待通り、やっぱこの2人成長値でかい!!!

補足的に書いておけば、佐藤まーはすでに歌唱メンの仲間入りし始めてますがこれは絶対音感などの音楽的素養だけじゃなく、この子は尊敬できるお手本を目の前におけばおくほど実戦で伸びるタイプっていうのもすごいあると思うんです。
そのためか123でもワクテカでも徹底してれいなのそばに配置されていて、田中れいなという存在が、天才佐藤の本能をビンビン刺激してる感じ。
これって天才鞘師里保に高橋愛という目標が設定された10ヶ月のように、後年のモー娘。にとってすごい大きな意味を成してくる時期なんじゃないかなー。
佐藤まーはまだあんまり見つかってないけど、そのうちものすごい見つかるメンバーになりそうな気がする。
だけど今はやっぱファン的にはまだ、あんま見つかってない気がするので、私の中ではサブポジ界の新星のままです。その状況もくそ楽しくある。

んでこの鈴木佐藤コンビ、さらにサブポジ的なスルメ的展開としては、最近の指定ポジが、結構隣り合ってる事が多いって話なんだよな。
⑬カラフルキャラクターのジャケ写に始まり、ワクテカのサビ場位置も地味に隣なんで最高に秀才型と天才型のパフォーマンスがいい意味でバチバチ戦ってて、すっげぇ面白いです。

あとあともう1つだけ書かせてほしいのは

この2人の一番のポイントとしては、2人自身は決して反りが合ってないだろうな、というとこw


ガキれなの場合は何から何まで真逆だった事による冷戦勃発でしたが、この2人は、スタートやポジションはすごく相似性があるんです。
しかし肝心の本能的な部分で、完全に違うタイプだと思われる!
しかし私はサブポジヲタかつ、冷戦ヲタでもあるので!\(^o^)/
そのへんも含めてこの2人、見といた方がいいと思いますw
多分いい意味で2人の能力はもっと伸びて、多分いい意味で2人の状況ももっと面白くなってくるはず!

・・・というわけで、たった5分の映像をスルメしてたっぷり現在の高まりをしたためたら4時間かかっていました。
願わくばそのうち、この2人のアルバム曲とか作ってほしいわ・・・
高音型と低音型のメンバーでもあるんだよねこの2人。
ああまさにワクテカ Take a chance!


<続編>
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