小娘のつれづれ

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「前田敦子卒業の日に」

前田敦子さん卒業という事で。


ここ数日は、結構ぼんやりですが
AKBの色んな事を考えていました。


ここ最近の卒業行脚を見てて思ったのは、
AKBグループの押し出すスタンスがずっと
「誠実と謙虚」*1を離れないようにできている事です。


もちろん、色んな面から見て
AKBは全う綺麗な運営!とは思いませんけど…


でもここの運営こそ、
本当に脚本作りがうまいんですよね。
苦節7年、東京ドームに到達した「誠実さ」、
そして次の日に原点である劇場公演で卒業していく「謙虚さ」。



思えばこの「誠実と謙虚」という言葉は、
私たち日本人が共通して好きな言葉でもあります。



誠実と謙虚の象徴である高橋みなみ総監督を筆頭に
親しみやすく強敵も少ない、女性アイドルグループという間口から
「誠実で謙虚な女の子達の毎日」を追体験させていく。


興味を持てば、握手や投票などで
実際に彼女たちの毎日を共有する事もできる。


興味が薄れかけた時
彼女たちが表現する「誠実と謙虚」は、
確実に日本人の琴線に再度触れていく。


そしてさらにネット発信時代だからこそ、
この手のスタンスは突き詰めれば突き詰めるほど
世間で増幅する可能性をかなり含んでいます。
評価、投影、記憶、そして応援。



・・・AKBがハロプロよりピークが長いのは
そういうスタンスの違いが大きいかな、と最近は思ってます。
ハローはハロマゲドンのあたりとか、
まじで誠実とか謙虚なんて思想みじんもなかったもんね。
私は今でもハロヲタだけど、そのへんは完敗かなと思います。
そしてAKBは今のところもうちょっと人気は保てそうな気はするんだけども。


ただ初めての超主要メンバー卒業という事もあり、
いくつかのハードルはどうなるかなと気になってます。


・「前田敦子のいないAKB」を受け入れられないファンがどれだけいるのか
・いよいよ始まる「主要メンバーの卒業時期」に耐えうる体力がどれだけできているか
 (東京ドーム達成、高橋みなみソロデビュー決定はどう考えても新時代のフラグ)
・少しずつ伸び悩み始めているCD売上とファン熱の兼ね合い



色んな事を思いますが、アイドル自身にとって
一番信頼できて、一番怖いのはファンだと思います。


ここでそのまま支え続けられるなら
AKBの誠実と謙虚は、アイドルを越えた存在になるかもしれないし
ここで掌返されるなら、
AKBの誠実と謙虚は、所詮水物だったって事になるんじゃないかな。


今一番試されているのは、
ファンの誠実と謙虚さだった、というオチ。


* * *


今日は思いついた事を
とりとめなくばーっと書いてみたんですが、
肝心の前田敦子に触れてなかった。


私は元々AKB以前から女性アイドルが好きだった事もあり
気づけばAKBもずーっと眺めてきていました。
(ドコモの募集の下りから記憶ある)


普段色んな評価を受けていますが、
前田敦子というアイドルは、どこを切り取っても周りが放っておけない
絶対的エースのそれを持っていたと私は思っています。
(特に前田敦子のダンスはアイドルの魅せ方としてすごいと思ってる。
あとあの体つきを武器に安倍なつみ以後の新たなエースビジュアルを形成した点も。)


卒業発表までは、苦悩を抱えた表情も多く
もしかしたら芸能界やめちゃうんじゃないのかなぁ、と思っていたけど
卒業発表後は、憑き物が落ちたように明るい表情になり
晴れやかな笑顔で卒業していく事ができて、本当によかった。


前田敦子は神なんかじゃなく、
素晴らしいアイドルだったと思います。
そしてこれからは一人の女性として、
素晴らしい自分の人生を歩んでいってほしい。


ご卒業おめでとうございます。


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*1:考えれば、誠実と謙虚の象徴が「桜」なのかもしれないですね。桜の花びらたち。