小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

「前田敦子と福田明日香が見上げていた”星空”」

昨日これを書きながら、もう1つ思ったこと。
13年の時間、年齢も置かれた環境も違う、そんなアイドルグループの2人の女の子が見ていた同じ風景。
それは「星空」なんです。

「東京で見る星も ふるさとでの星も 同じだと教えてくれた」
(Never forget)

「ここはどこなのだろう? 空を見上げて探した星」
(夢の河)



人が星を見上げたくなる時というのは、ある時は道標として、ある時は歩みの句読点として、そしてある時は大切な誰かを重ね合わせて。
そんな気持ちの瞬間だと思います。
そして歌い手の2人がいずれも共通して歌声に乗せているのは大切な人への思い、そして自分の決めた道への強い決意のメッセージ。

「きっとまた逢えるよね きっと笑いあえるね 今度出会うときは必然」
(Never forget)

「夢が叶ったら 迎えに来るよ」
(夢の河)


アイドルグループというのは、とても不思議な存在かもしれません。
大半がまだ社会経験も充分じゃない年齢のうちに「プロの集団」として集められ、大人たちが考える成功への道をただひたすらに走ります。
しかし明確な成功方法が確立されているわけでもない芸能界、彼女たちが走り続ける日々に必ず存在する、相当な苦労、不安、苦悩。

そんな中でがむしゃらに走ってきた2人が、アイドルグループから旅立ちを決め、見上げている星空。
前田敦子が見ている星も、福田明日香が見ていた星も、それはとても澄んでいて、美しい輝きだったのではないでしょうか。
だけど同時に、中学生の頃からグループを作り育て、そして一番最初に旅立っていく2人の明日にとって、それはあまりにも儚い灯りでもある。

ファンというものは最後には必ず、彼女たちの物語の外側にいる事に気づきます。
それはやはり、彼女たちの人生は彼女たちのものであるからです。
彼女たちが決めた事を、私たちはただ見届ける事しかできません。
しかし彼女たちをずっと見てきたからこそ、その光の美しさだけでなく儚さ、そしてアイドル時代に見上げた星空の記憶が時折照らし出すであろう、孤独の影にも、思いを寄せる事はできます。

新たな道を歩んでいる2人、そしていずれ同じ道を歩んでいくであろう全てのアイドルの未来が、どうか自分らしい輝きに満ちていてほしい。

ファンとしてはただただ、そんなことを願うばかりです。



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夢の河

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