小娘のつれづれ

一人で自分の”好き”を追いかけています。

横浜の話

「敗北の共有」 #baystars

開幕1か月強の時点で、すでに7回ほど球場に通っている。そのうち5回は横浜スタジアムだ。 もういい加減断りをいれるのもなんだと思うのだが一応、私の自宅は北海道にある。3月29日は念願の開幕試合観戦だった。 開幕投手はこれまた1週間前に横浜赤レン…

「根無し草の数少ない人生の栞、プロ野球」 #baystars

生まれてこの方、どうもどこかに根を張って生きるという選択ができない。 思えば5歳で生まれた北海道を離れて上野行きの北斗星に乗った瞬間から、運命が決していたのだと思う。 引っ越し、再開発による立ち退き、そしてまた引っ越し。 しまいには自分で進路…

「横浜のメリーさん:最後の世代の記憶」

私はメリーさんを自分の目で見た、最後の世代なのだと思います。 国鉄民営化をきっかけに転職した元国鉄マンの父が奇しくも日本の鉄道開業の地、桜木町で働くことになり、一家でついてきた1988年、すでにメリーさんは有名人で、私たちもすぐにその姿を見かけ…

「1998年の星に願いを」 #baystars

1998年11月3日、中学3年生だった私は桜木町駅からパシフィコ横浜のあたりに向かっていました。 静かな祝日のみなとみらい、一人歩くその少し先の道路にふと大きなバスが何台も通り過ぎるのが見えました。 まさにこれから優勝パレードへと向かう、横浜ベイス…

「元桜木町住民がオススメする横浜のデートコース【みなとみらい編】」

http://www.yokoiki.jp/entry/2016/10/06/184327www.yokoiki.jp 今みなとみらいと呼ばれている所が、元々の地元です。 そして83年という生まれ年もあわせ、時期的には昭和から平成にかけて、港町横浜の観光が移り変わるその真っ只中を育ってきた形になります…

「大岡川のマリア」

このタイミングで久しぶりに手に取った、「黄金町マリア」(亜紀書房)。横浜の黄金町にいた娼婦たちのノンフィクションなんですけど、内容はもちろんのこと、個人的に大岡川の描写がすごく好きで。時折ボラが飛び跳ねて、ビニール袋がゆらゆらと流れて。— …

「みらいのつづき」

色んなものに興味をもつようになったのは、横浜で過ごした子供時代が原点です。 特に私の人生最初の記憶を作ってくれた街は、油っぽくって、ほこりっぽくって、ハタから見ると教育に良くないとか言われてしまう部分も含めて、 その分だけ生活があって、人生…

「消えゆく故郷に、アイデンティティを書き足して」

昔住んでいた頃の地元の風景を、Youtubeで見つけました。私は幼稚園に入るあたりから、ずっと神奈川県横浜市の桜木町駅近くに住んでいました。 今その場所は、みなとみらいと呼ばれています。 ご存知の通り、みなとみらいは1983年11月に着工した横浜市の一大…

「東京で消耗したかった」

「まだ東京で消耗してるの?」と言った人がいました。わたしは横浜から北海道に越してきて、15年になります。 今30歳なので、ちょうど生きている半分をここで過ごしたみたいです。 引っ越してきたばかりの頃は、やはり色々とまどうことがありました。 東京や…